外国人ゲストの比率が高い民泊物件では、スマートロックの操作方法がうまく伝わらず、チェックイン直後や深夜に「鍵が開かない」という問い合わせを受けた経験がある方も多いのではないでしょうか。翻訳アプリでハウスマニュアルを直訳しても、表現が不自然で意図が伝わらなかったり、操作手順の前後関係が崩れてしまったりすることがあります。本記事では、外国人ゲストに実際に伝わる操作案内のつくり方と、対応言語の優先順位の考え方、トラブル発生時の連絡フローについて解説します。
当サイトでは、民泊におけるスマートロック導入の全体的な仕組みやシステム連携、建物タイプに合わせた詳しい選び方をまとめているページもございます。気になる方はぜひチェックしてみてください。
多言語対応が不足しがちな場面は、大きく分けて3つあります。
予約サイトが用意している自動翻訳機能に頼りきりで、解錠番号の入力順序やアプリのダウンロード手順といった操作の肝心な部分が省略・誤訳されたまま送信されているケースが見られます。自動翻訳は挨拶文や注意事項の伝達には十分でも、操作手順のような「順序が重要な情報」では誤解を招きやすい傾向があります。
現地に貼る案内は日本語と英語の併記までで止まっていることが多く、英語が得意ではないゲストにとっては結局わかりにくいままというケースもあります。
平常時の案内は多言語化していても、ロックアウトやエラー発生時の緊急連絡先・対処手順だけ日本語のみになっているケースは珍しくありません。トラブルは緊急性が高い分、むしろ平常時以上に言語の壁が負担になりやすい場面です。
暗証番号が届かない・反映されないといったトラブル自体の原因と対処法については、以下のページで詳しく解説しています。あわせてご確認ください。
多言語の案内文を作る際は、以下の3つを意識すると伝わりやすくなります。
これらは特別な製品機能がなくても、既存の案内文とドアの写真、スマートフォンで撮影した短い動画があれば実践できる方法です。まずは現在の案内文を「手順が番号で区切られているか」という観点で見直すところから始めると取り組みやすくなります。
多言語対応というと英語だけで十分と考えがちですが、物件の立地や主な集客経路によっては、中国語・韓国語への対応が問い合わせ削減に直結するケースがあります。すべての言語に漏れなく対応する必要はなく、まずは自物件の予約データで「どの国・地域からのゲストが多いか」を確認し、比率の高い上位2〜3言語から優先的に整備するのが現実的な進め方です。
なお、どの言語に対応する場合でも、スマートフォンアプリ・暗証番号・ICカードなど解錠方式そのものの違いは、言語の壁とはまた別の問題です。ゲストにとって操作がよりシンプルな解錠方式を選ぶことも、多言語対応の負担を間接的に減らす手段のひとつになります。
フライトの遅延や時差の関係で、鍵のトラブルは深夜や早朝に発生しやすい傾向があります。日本語や英語がうまく通じないゲストからパニック状態で連絡が入ることもあり、平常時の案内文とは別に、緊急時専用の短い多言語テンプレートを用意しておくと対応の負担を減らせます。
締め出し(ロックアウト)そのものの発生原因や、電池切れ対策を含めた予防策については、以下のページで詳しく解説しています。
また、暗証番号の運用ルールを定期的に見直すことも、多言語対応の負担を間接的に減らすことにつながります。運用フェーズで見直したいセキュリティのポイントは、以下のページでまとめています。
外国人ゲスト向けの多言語対応は、「対応している」こと自体より、ゲストが自力で解決できる案内文になっているかどうかが重要です。やさしい言葉づかいと写真・動画の併用、自物件のデータに基づいた対応言語の優先順位づけ、そして緊急時専用の多言語テンプレートを用意しておくことで、問い合わせ対応の負担を抑えながらスムーズなチェックイン体験を提供できます。スマートロック導入全体の仕組みや製品選びについては、こちらの「民泊向けスマートロック・鍵管理システムのメリットと失敗しない導入方法」もあわせてご参照ください。



※上記はすべて税込記載です。
※0 2022年~2024年の3年連続で民泊・簡易宿所売上 シェアNo.1。参照元:LINKEY Plus公式HP(https://www.linkey-lock.com/minpaku/)
※1 参照元:Akerun 公式HP(https://akerun.com/entry_and_exit/)
※2 賃貸不動産業界の契約先管理戸数No.1。参照元:OPELO 公式HP(https://opelo.jp/)、(株)全国賃貸住宅新聞社「2023年賃貸住宅管理戸数ランキング」をもとに OPELO が調査
※3 オプションとなります。