民泊にスマートロックを導入したいけれど、本体価格や工事費、月額のクラウド利用料まで考えると初期費用がネックになる、という方も多いのではないでしょうか。実は、条件を満たせば国や自治体の補助金を活用してスマートロックを導入できる場合があります。本記事では、2026年時点で民泊のスマートロック導入に使える可能性がある補助金と、申請前に知っておきたい注意点を解説します。
スマートロック本体の価格相場や工事費の目安については、以下のページで詳しく解説しています。
結論から言うと、民泊事業者が使える可能性がある補助金はいくつか存在しますが、「スマートロックを買えば無条件で対象になる」わけではありません。制度ごとに対象経費の考え方や申請要件が異なるため、自分の運営規模や物件の所在地に合った制度を見極める必要があります。
中小企業・小規模事業者のITツール導入を支援する国の補助金です。2026年度から「IT導入補助金」という名称が「デジタル化・AI導入補助金」に変更されました。通常枠の場合、補助率は1/2以内(一定の賃上げ要件を満たすと2/3以内)、補助額は1プロセス以上で5万円以上150万円未満、4プロセス以上なら150万円以上450万円以下となっています。
ここで見落とされがちなのが、対象経費の考え方です。この補助金はソフトウェア(PMSなどのクラウド利用料等)の申請が必須であり、スマートロック本体のようなハードウェアは、あくまでオプション(機能拡張等)としての位置付けになります。つまり、スマートロック単体の購入だけを目的に申請することはできず、宿泊管理システムなどのソフトウェア導入とセットで検討する必要がある点に注意してください。
人手不足解消に効果がある汎用製品をあらかじめ「カタログ」に登録し、その中から選んで導入する補助金です。配膳ロボットやセルフレジなど幅広い製品が対象になっていますが、スマートロックがカタログに掲載されているかどうかは時期によって変動するため、申請を検討する際は必ず最新の公式カタログで対象製品に含まれているか確認してください。
国の制度以外に、自治体が独自に民泊事業者向けの補助金を設けているケースもあります。例えば福岡市では、宿泊事業者向けの受入環境充実支援補助金の対象経費に「デジタルキー導入」「スマートロック導入」が明記されており、補助対象経費の1/2以内(上限10万円)が補助される制度が実施されています(募集期間や予算枠は年度・自治体によって異なります)。自治体独自の制度は物件の所在地によって内容が大きく異なるため、まずは物件がある市区町村の観光課や商工担当窓口に確認してみることをおすすめします。
前述の通り、国の補助金の多くはソフトウェア導入が前提になっているケースがあります。「スマートロックだけを買いたい」という場合は、自治体独自の補助金や、後述するスケジュールの確認とあわせて、対象経費の範囲を事前に事務局へ確認しておくと安心です。
補助金は通年で申請できるわけではなく、締切と発表を繰り返しながら実施されています。例えばデジタル化・AI導入補助金の通常枠では、締切ごとに交付申請期間・交付決定日・事業実施期間が定められています。気になる制度を見つけたら、まずは公式サイトで直近の締切日を確認するところから始めましょう。
民泊のスマートロック導入では、国の補助金・自治体独自の補助金それぞれに異なる条件があります。特に国の補助金はソフトウェア導入が前提になっているケースが多いため、「スマートロックだけ」を目的にする場合は自治体の制度もあわせて確認するのがおすすめです。制度は年度ごとに内容が変わるため、申請を検討する際は必ず最新の公式情報を確認してください。
スマートロック本体の選び方や製品ごとの特徴については、以下のページも参考にしてください。



※上記はすべて税込記載です。
※0 2022年~2024年の3年連続で民泊・簡易宿所売上 シェアNo.1。参照元:LINKEY Plus公式HP(https://www.linkey-lock.com/minpaku/)
※1 参照元:Akerun 公式HP(https://akerun.com/entry_and_exit/)
※2 賃貸不動産業界の契約先管理戸数No.1。参照元:OPELO 公式HP(https://opelo.jp/)、(株)全国賃貸住宅新聞社「2023年賃貸住宅管理戸数ランキング」をもとに OPELO が調査
※3 オプションとなります。