穴あけタイプのスマートロックは、ドアに直径数十ミリ程度の貫通穴を開け、外側ユニットと内側ユニットをボルトで固定する方式を指します。貼り付け式のように劣化した両面テープで落下する心配がなく、またシリンダー交換式よりも大型機種を取り付けやすいメリットがあります。暗証番号キーや指紋センサー、ICカードリーダーなど多彩な認証方式を搭載したモデルが多く、防犯性や利便性を高められるのが大きな特徴です。ただし、ドアに穴を開けることで原状回復が難しくなるため、賃貸物件で使用する際には管理会社やオーナーの許可が必須です。
ビスやボルトで本体を固定するため、粘着式に比べて脱落リスクが格段に低く、長期間にわたり設置状態を維持できます。
ドア内部に埋め込む構造のため、外部から簡単に取り外されにくく、指紋認証やテンキーなど多様な認証手段を備えられます。
ネットワーク連携や追加センサーの組み込みが容易で、暗証番号、ICカード、生体認証、スマホ解錠など多彩な解錠方式を搭載したモデルが多数あります。
ドアに穴を開けるため原状回復が困難で、賃貸物件では管理会社やオーナーの許可があっても導入を敬遠される傾向があります。
適切な工具や技術が必要で、DIYでは難易度が高く、専門業者に依頼すると工事費用が発生し、初期導入コストが上昇します。
穴あけ加工によって扉の構造や防火性能が損なわれる可能性があり、撤去後の穴塞ぎや見た目の問題、資産価値低下にも留意が必要です。
ガラス戸や特殊な引き戸、極端に薄いドアには対応製品が限られ、屋外設置時は防水性能(IP等級)を確認しなければなりません。

クラウド管理システム搭載で遠隔地からでも鍵管理が容易に行えるRemoteLOCK 500i。鍵の発行だけでなく、ドアの施解錠もシステム上からできるため、現地に赴いて対応する必要がありません。オートロック式のスマートロックのため、鍵のかけ忘れの心配も不要。RemoteLOCK 500iなら、無人での施設運営も可能にしてくれます。
| 取付方法 | 穴あけ工事 |
|---|---|
| ドアタイプ | 開き戸(ドアの厚さ:30~45㎜)
※46~80mmは要問合せ |
| 施錠・解錠方法 | 暗証番号、物理鍵 |
| 使用電源 | 電池(またはリチウム電池) |
| 使用可能温度範囲 | 公式HPに記載ありませんでした |
ドアの原状回復が難しく、導入ハードルが高い穴あけ式ですが、穴あけ工事不要で取り付けられるスマートロックも存在します。

外部宿泊予約システムとのAPI連携機能や、遠隔によるドアの施解錠機能など、民泊・宿泊事業に適した機能が充実しているLINKEY Plus。安価なランニングコストで、毎月の負担が抑えられるのに加え、24時間365日体制のオーナーサポートも設定。専用の電話窓口にて夜間や休日を問わず対応してくれるので、急なトラブルが起きても安心です。最長で5年間の保証も。
| 取付方法 | ドアへの穴開け不要のネジ固定式 |
|---|---|
| ドアタイプ | 片開きドア(対応ドア厚33~50㎜) |
| 施錠・解錠方法 | 暗証番号、ICカード、RFタグ、おサイフケータイ、Web管理ツール、クラウド、物理キー |
| 使用電源 | アルカリ電池(単三電池×4本) |
| 使用可能温度範囲 | -20℃~50℃ |
※記載の初期費用はLINKEY Plus の本体価格です。自分で設置する場合はこれ以外の費用はかかりませんが、取り付けを依頼する際は工事費用が別途必要です。
穴あけ式スマートロックの取り付けには、電動ドリル(ホールソーや木工用ドリルビット)、ドライバー(プラス・マイナス)、マスキングテープ、メジャーや定規、センターポンチやペン、紙やすり(バリ取り用)などが必要です。金属扉の場合は金属用ホールソー、木製扉なら木工用刃を用意し、メーカーの取付説明書に記載されている指定径のビットを使用しましょう。作業時には保護メガネや手袋を着用し、安全対策を徹底してください。
まず付属の紙製テンプレートや本体をドアに当てがい、設置位置を仮決めします。ドアの開閉時にユニットやストライク(金具)が干渉しないかを確認しながら、中心点にペンで印を付けます。このときドアの厚み方向の中心に通るよう、両面から正確に位置合わせを行うことが重要です。
センターポンチでくぼみを付け、小さな下穴を開けてドリル刃の滑りを防ぎます。両面から開ける場合は、反対側にも下穴が貫通するように測定・マーキングを繰り返してください。金属ドアでは塗装剥がれ防止のために養生テープを貼り、木製ドアも割れ防止のために板当てやテープによる補強を施しましょう。
電動ドリルにホールソーなど適切な刃を装着し、マーキングに合わせてゆっくりと穴を開けます。スマートロック本体用には直径約32mmの貫通穴が一般的です。ドア枠側にはストライク用のネジ穴やくり抜き、場合によってはラッチボルト用の縦長くり抜きも必要となります。穴あけ後は紙やすりでバリ取りを行い、内部に金属片や木屑が残らないように清掃してください。
開けた穴に外側ユニットを差し込み、内側ユニットをドア内側からネジ止めして固定します。付属のネジや金具を取扱説明書に従ってしっかり締め付け、配線ケーブルを挟まないように配慮しましょう。ストライク(金具)はドア枠に取り付け、既存の戸当たり部が干渉する場合はノミやトリマーで調整して収まりを良くします。
取り付け後はドアを開放した状態で電池をセットし、スマートフォン連携や暗証番号、指紋の登録を行います。解錠・施錠、オートロック機能の動作テストを入念に実施し、不具合がないことを確認してから本格的に運用を開始してください。最後にドアを閉め、デッドボルトがストライクにスムーズに入るかどうかをチェックします。
穴あけ工事は専門的な知識と技術を要するため、自信がない場合は無理せず専門業者に依頼することをおすすめします。誤った穴あけ位置や施工不良はドア自体の交換が必要になるケースもあり、賃貸住宅では契約違反となる可能性が高い点にも十分注意してください。
一戸建てや分譲マンションなど、自身が所有する住宅で長期的に使用する場合に適しています。原状回復義務がないため、防犯性や利便性を高める目的で積極的に穴あけ工事が行えます。
社員や来訪者の出入りが頻繁な商業施設では、貼り付け式では信頼性に不安があるため、堅牢な工事設置タイプが好まれます。入退室ログ管理や遠隔発行機能など、高度な運用にも対応可能です。
民泊やホテル、介護施設など、暗証番号やICカードでの鍵受け渡しを自動化したいシーンでは、クラウド連携対応の穴あけ式スマートロックが選択肢となります。設置後の信頼性が重視される場面で有効です。
賃貸住宅においては原状回復義務があるため、管理会社やオーナーの事前承認を得る必要があります。マンションでは共用部分とみなされる場合もあり、管理組合の承認が必要なケースもあります。
オートロックマンションやインターホン連動錠など、既存のセキュリティシステムと干渉しないか専門業者と相談の上で確認してください。非常時に支障が出るリスクを避けることが重要です。
防火認定を受けた扉に穴あけを行うと、認定が無効となる恐れがあります。また、ガラスドアや鋼鉄製扉など特殊素材の扉は加工が困難で、メーカー保証外となることがあるため、事前に仕様を確認してください。
BluetoothやWi-Fiモジュールを内蔵する製品は、国内で使用する場合に技適マークを取得していることを必ず確認しましょう。未取得の輸入品は法律上使用できない場合があります。
施工不良による不具合はメーカー保証の対象外となるケースが多く、締め出しや解錠不能を招くと高額な解錠サービス費用が発生する可能性があります。不安がある場合は鍵のプロに相談することをおすすめします。
穴あけ工事が必要なスマートロックは、手軽さよりも堅牢性と機能性を重視した製品です。取り付けには工具や技術を要しますが、一度設置すれば安定して長期間利用できるメリットがあります。賃貸住宅や短期利用の場面には不向きなため、導入前には住宅状況や法的制約を確認し、必要に応じて専門業者の力を借りて安全に設置を行いましょう。



※上記はすべて税込記載です。
※0 2022年~2024年の3年連続で民泊・簡易宿所売上 シェアNo.1。参照元:LINKEY Plus公式HP(https://www.linkey-lock.com/minpaku/)
※1 参照元:Akerun 公式HP(https://akerun.com/entry_and_exit/)
※2 賃貸不動産業界の契約先管理戸数No.1。参照元:OPELO 公式HP(https://opelo.jp/)、(株)全国賃貸住宅新聞社「2023年賃貸住宅管理戸数ランキング」をもとに OPELO が調査
※3 オプションとなります。