スマートロックの中でもシリンダー交換タイプは後付け型と異なり、すっきりした外観と防犯面の強化が期待できるのが特徴です。本記事では、シリンダー交換タイプの特徴や設置方法、注意点などを解説します。
一般的に挙げられるメリットは以下の通りです。
取り付けが簡単なものであれば、個人でも取り付け可能です。
以下のようなデメリットについても理解が必要です。
自身での取り付けが難しい場合は、専門業者による設置工事が必要となり、費用が発生する可能性があります。
2025年6月16日調査時点で、「スマートロック シリンダー交換」とGoogle検索し5ページ目までに表示された公式サイトの中から、シリンダー交換タイプとわかる製品を紹介します。
DIYに慣れていない方でもドライバー1本あれば取り付け可能なタイプです。WAFERKEYアプリのほか、カードキーとパスコードでの解錠ができます。IP68の防水・防塵性能を搭載しているのも特徴です。詳細は以下でご確認ください。
複数設定可能な暗証番号・FeliCaカードで解錠できるスマートロックです。オプションであるアウタープレートを選択することでドア加工が不要になるため、原状回復が必要なドアでも対応しやすい特徴を持ちます。以下で詳しく確認できます。
一般的な設置手順は以下の通りです。
基本的に必要な道具はドライバーのみですが、製品によって異なることがあります。
シリンダー交換タイプのスマートロックが向いているのは、以下のようなシチュエーションです。
後付け型は既存のシリンダーが残るものの、シリンダー交換タイプは鍵穴自体を撤去できるため、それを活かせる状況では特に適しています。
製品によっては原状回復が難しいタイプもあります。これはドアの鍵穴自体を交換することになるためです。賃貸契約で暮らしている場合は、事前に管理会社や大家の許可を得ておくようにしましょう。原状回復可能なものについても確認を取っておくことで契約違反に関するトラブルを防ぎやすくなります。
また、持ち家であってもマンションの玄関が共用部分に該当する場合は管理規約で変更が制限されている可能性があるため、注意が必要です。変更前に確認しておきましょう。原状回復を条件に許可を得られたものの、取り外したシリンダーを紛失したとなれば原状回復費用を請求されることもあります。
ドアの構造・シリンダー形状が少しでも適合しない場合は取り付けできません。ドアの厚みやシリンダーの規格については導入前に細部まで確認が必要です。
また、取り付け難易度は製品によって大きく異なります。自分で対応するつもりでいたものの工事が必要となり、費用がかかってしまったというケースも想定されるため、取り付け難易度を確認しておきましょう。
シリンダー交換タイプは鍵穴ごと交換することもあり、不正解錠リスクが減って防犯面を強化しやすくなるのが特徴です。ドアの外観をすっきり保てるため、見た目を重視したい方にも選ばれています。ただし、賃貸住宅では設置が難しいこともあるので、事前の確認が必須です。
※上記はすべて税込記載です。
※1 参照元:Akerun 公式HP(https://akerun.com/entry_and_exit/)
※2 賃貸不動産業界の契約先管理戸数No.1。参照元:OPELO 公式HP(https://opelo.jp/)、(株)全国賃貸住宅新聞社「2023年賃貸住宅管理戸数ランキング」をもとに OPELO が調査
※3 オプションとなります。