便利でセキュリティ性の高いスマートロックは、民泊や簡易宿泊所、ホテルと相性が良いと言われています。ここでは、民泊やホテルでスマートロックを導入するメリット、選び方、おすすめの製品などをご紹介します。導入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
シリーズ累計24,000台以上※を販売している、実績豊富なスマートロックです。民泊や宿泊施設の運営に必要な機能に絞り込んだシンプルな設計。分かりやすい操作性で必要な機能を余すことなく使うことが可能です。多彩な解錠機能を搭載しており、初期設定も簡単で、オーナーはもちろん、スタッフも宿泊者も直感的に使用することができます。
取付方法 | ドアへの穴開け不要のネジ固定式 |
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ドアタイプ | 片開きドア(対応ドア厚33~50㎜) |
施錠・解錠方法 | 暗証番号、ICカード、RFタグ、 おサイフケータイ、Web管理ツール、クラウド、物理キー |
使用電源 | アルカリ電池 (単三電池×4本) |
使用可能温度範囲 | -20℃~50℃ |
連携可能な予約・宿泊管理システム | minpakuIN、maneKEY、AIRHOST、お宿奉行 宿泊管理システム、HOTEL SMART |
※記載の初期費用はLINKEY Plus の本体価格です。
自分で設置する場合はこれ以外の費用はかかりませんが、取り付けを依頼する際は工事費用が別途必要です。
伊豆の貸別荘では、中古物件をリフォームして開業した当初は有人受付を行っていました。しかし、徐々に業務の効率性を求めて、無人運営を検討。外部の予約システムと連携ができることから、LINKEYの導入を決意し、低コストで無人による非対面による受付を実現しました。現在では、スタッフが常駐しない非対面による一棟貸し切りステイが実現されたことで、プライベート性のより高い宿泊体験を提供できるようになりました。
※参照元:ユーエムイー公式HP(https://www.linkey-lock.com/minpaku/)
ライナフと鍵・錠前の総合メーカー・美和ロックが共同開発したスマートロックです。カード・スマートフォンアプリ・暗証番号から解除方法を選択可能。多様なサムターン、ダブルロックなどに対応しています。一時利用や期間指定、曜日指定など、解錠権限を細かく設定できる点も魅力。開閉履歴はリアルタイムでスマホアプリから確認でき、不正な入室にもすぐに気付くことができます。
取付方法 | 扉の追加工なしで取り付けが可能 |
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ドアタイプ | 扉の厚さ:33~50㎜
※対応錠前は公式HP上の確認ページから確認可能 |
施錠・解錠方法 | 専用のスマートフォンアプリ、暗証番号、 ICカード、物理鍵 |
使用電源 | 電池(またはリチウム電池) |
使用可能温度範囲 | アルカリ電池使用時:0℃~ 50℃/ リチウム電池使用時:-20℃~50℃ |
連携可能な予約・宿泊管理システム | HOTEL SMART、minpakuIN、お宿奉行 |
特別な工事や工具が必要なく、ドアに貼り付けるだけの簡単設置。社員証(NFC対応)、スマートウォッチ、スマートフォンなど12種類から解除方法を選ぶことができます。入退室の記録、ログ管理や解錠権限の付与など管理システム上で簡単に管理できる点も魅力。複数の施設運営も⼀元管理できるため、施設や支店が各地に点在する企業におすすめです。
取付方法 | 貼り付けタイプ |
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ドアタイプ | 99%のサムターン錠に対応 |
施錠・解錠方法 | 社員証(NFC対応)、FeliCa、 スマートウォッチ、スマートフォンなど 計12種類の施錠・解錠方法に対応 |
使用電源 | 電池 |
使用可能温度範囲 | 公式HPに記載ありませんでした |
連携可能な予約・宿泊管理システム | 不明 |
レンタルスペース、民泊、シェアオフィス、無人施設等におすすめの次元キー配信システムです。Web管理システムから時限式の暗証番号やURLキーを発行することが可能。指定した時間だけ施錠・解錠できるシステムのため、鍵の紛失や第三者による無断複製リスクを防ぐことができます。もちろん、遠隔からの確認や操作、複数物件・部屋の一括管理も行えます。
取付方法 | 錠ケースに直接取り付け |
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ドアタイプ | 開き戸(扉の厚さ33〜44mm)
※プッシュハンドルタイプ、レバーハンドル、 握り玉タイプに対応 |
施錠・解錠方法 | 暗証番号、ICカード、
※時限キー配信システム利用時に スマートフォンにも対応 |
使用電源 | 電池 |
使用可能温度範囲 | アルカリ電池使用時0〜50℃/ リチウム電池使用時-30〜50℃ |
連携可能な予約・宿泊管理システム | minpakuIN、HOTEL SMART、お宿奉行 宿泊管理システム、Beds24、instabase、いつでも貸館 |
阪急阪神東宝グループのBaycom(ベイコム)が提供している電子錠サービスです。暗証番号をはじめ、スマホや交通系ICカード、社員証、学生証などで解錠が可能。万が一の通信障害時も、物理ーキーで対応できるので安心です。暗証番号は、クラウド管理システムで自動生成。予約をしたお客様に宿泊管理システムから発行されるので手間がかかりません。
取付方法 | シリンダー・サムターン交換タイプ |
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ドアタイプ | 公式サイトに記載ありませんでした |
施錠・解錠方法 | スマートフォン、ICカード、おサイフケータイ、 暗証番号 |
使用電源 | 電池 |
使用可能温度範囲 | 公式サイトに記載ありませんでした |
連携可能な予約・宿泊管理システム | WASIMIL、GrowOne施設、HOTEL SMART、minpakuIN、AIRHOST、HMS AG3、HMS Light、Finexit、AdvaNceD IoT スマートチェックインforクラウドスマートロック |
クラウド上で入室管理が行えるスマートロックおよび入退室管理システムです。暗証番号やQRコードで解錠することができます。
宿泊サイトAirbnbやRepitte、WASIMIL(ワシミル)をはじめ、各種予約サイトやチェックインシステム、自動精算機と連携が可能。APIを使えば、すでに利用している自社システムと連動させることもできます。
取付方法 | 穴あけ工事 |
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ドアタイプ | 開き戸(ドアの厚さ:30~45㎜)
※46~80mmは要問合せ |
施錠・解錠方法 | 暗証番号、物理鍵 |
使用電源 | 電池(またはリチウム電池) |
使用可能温度範囲 | 公式HPに記載ありませんでした |
連携可能な予約・宿泊管理システム | Repitte HOTEL、airbnb、ねつぱん!サイトコントローラー++、AIRHOST、TEMAIRAZU、Beds24、陣屋、suitebook、aipass、Check Inn、HOTEL SMART、minpakuIN、お宿奉行 宿泊管理システム、accommod、GLOVIA smart HOTEL、BizSiteN@FACE CLOUD |
中国の全自動スマートロックメーカーParameyが提供するキーレススマートドアロックです。高級感あるデザインで、ホテル、アパート、高級ホテル、賃貸住宅、キャンパス、オフィスなどにおすすめです。カラーはブラック、シルバー、ブロンズの3種類。1年間の保証つきで、オプションで高周波カードと低周波カードの発行が可能です。
取付方法 | 公式サイトに記載ありませんでした |
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ドアタイプ | 木製ドア |
施錠・解錠方法 | 公式サイトに記載ありませんでした |
使用電源 | アルカリ電池 |
使用可能温度範囲 | 公式サイトに記載ありませんでした |
連携可能な予約・宿泊管理システム | 不明 |
一口にスマートロックと言っても、解錠方法はさまざまです。主な解錠方法は以下の6つですが、民泊では管理しやすい暗証番号方式がおすすめです。
利用者が日本人だけとは限らないため、英語や中国語などに対応している製品を選ぶという方法もあります。また、スマートロックでは、「スマホの充電が切れて解錠できない」「指紋認証がうまくいかない」といったケースもあるため、いくつかの解錠方法に対応できる製品を選ぶと安心です。
多くの製品は、既存のドアに後付けが可能です。しかし設置方法は「既存のサムターンに被せるだけ」「両面テープで貼り付けるだけ」「ドアに穴を開けて設置する」「配線工事が必要」など製品ごとに異なるため、コストやニーズをよく考えてから選びましょう。
ドアの形状やサムターン(つまみ)が対応しているかどうかも要チェック。ドアノブタイプや、つまみの形が特殊なケース、玄関錠とドア枠が近い場合は非対応の可能性が高いようです。
民泊やホテルで鍵のトラブルが起こってしまうと、顧客満足度や信頼性を大きく損なう可能性があります。このためトラブル発生時にすぐ対応してくれるサポート体制も重要です。
常時相談できる窓口があるか、どんな方法で相談できるのか、万が一の際は駆けつけてくれるのか、よく確認しておきましょう。
なお、このサイトでは、導入する施設に合わせて、おすすめのスマートロックメーカーを厳選して紹介しています。併せて参考にしてください。
民泊やホテルでスマートロックを導入するなら、遠隔で暗証番号を変更できるものがおすすめ。毎回現地に行って番号を変更する手間を省くことができます。暗証番号を自動で発行できるタイプなら、番号の設定で頭を悩ませる必要もありません。
予約システムやチェックインシステムと連携できるものもおすすめ。予約時に自動で暗証番号を発行し、利用者にメールで通知することができます。これにより、民泊・ホテルの運営を大幅に効率化することができるでしょう。
これまで鍵の受け渡しにかかっていた手間や時間、コストを大幅に削減することができます。利用者側も、鍵を受け取るために時間指定されることがなくなり、行動の自由度が上がります。物理鍵の管理が必要なくなる分、ストレスなく旅行を楽しめるでしょう。
物理鍵には、複製や不正利用、紛失・破損などのリスクがあります。スマートロックなら、鍵を無効化したり、合鍵を発行したりするのも簡単。暗証番号タイプで利用者ごとに暗証番号を発行・有効期限後に無効化すれば、より強固なセキュリティを保つことができます。
外国人観光客や高齢者、機械が苦手な方など、スマートロックの使い方について理解してもらえない可能性があります。このため使い方をわかりやすく記載した資料を掲示する、誰でも直感的に利用できるスマートロックを選定するなど工夫が必要です。
設置台数が多くなるほど、費用がかさみます。一般的に必要なのは、工事代などの初期費用と月額使用料、メンテナンス料です。費用を抑えたいなら、工事なしで取り付けられる製品を選ぶのがおすすめ。万が一スマートロックを取り止める場合も、原状回復費用を抑えることができます。
スマートロックの導入にはコストがかかりますが、「解錠・施錠の効率化」「セキュリティ強化」といった大きなメリットが得られます。製品によって費用や機能、設置方法など異なるため、ニーズや設置場所などを確認した上で、施設に合うサービスを選んでみてください。
※上記はすべて税込記載です。
※1 参照元:Akerun 公式HP(https://akerun.com/entry_and_exit/)
※2 賃貸不動産業界の契約先管理戸数No.1。参照元:OPELO 公式HP(https://opelo.jp/)、(株)全国賃貸住宅新聞社「2023年賃貸住宅管理戸数ランキング」をもとに OPELO が調査
※3 オプションとなります。