ゲストへの鍵の受け渡しはスマートロックで自動化できても、清掃スタッフや外部業者への鍵管理は後回しになっていないでしょうか。合鍵を渡したままにしていると、紛失や複製のリスクだけでなく、「誰がいつ部屋に入ったのか」が分からなくなるという運営上の不安も残ります。本記事では、清掃・外部業者向けの鍵管理で起こりやすい不安と、ゲスト用とは分けて設計する考え方、契約時に決めておきたい責任範囲について解説します。
ゲスト向けの解錠方式や製品の選び方については、以下のページでも詳しく紹介しています。
スマートロックを導入する目的の多くは「ゲストとの非対面チェックインを実現すること」です。しかし実際の運営では、ゲストだけでなく清掃スタッフや修繕業者など、物件に出入りする人は他にも存在します。ゲスト用の運用は整えたのに、清掃業者への鍵の渡し方は昔ながらの合鍵のまま、というケースは少なくありません。
清掃業者に物理的な合鍵を渡す運用では、業者側での紛失や、スタッフの入れ替わり時の返却漏れといったリスクが常につきまといます。合鍵を複数枚作って渡している場合、どの鍵が今どこにあるのかを正確に把握し続けるのは現実的に難しくなります。
合鍵運用では、清掃が実際に何時に始まり何時に終わったのかを、業者からの報告以外で確認する手段がありません。清掃の遅れや未実施が発覚した際に、事実関係の確認が難しくなるのはこのためです。
複数の清掃業者やスタッフを併用している場合、それぞれに合鍵を用意し、退場時に確実に回収する運用は管理負担が大きくなります。業者の入れ替えが発生した際、旧業者に渡した合鍵をすべて回収できているかを確認する作業も見落とされがちなポイントです。
スマートロックの多くは、ゲスト用の暗証番号とは別に、清掃スタッフや管理者用の暗証番号を発行できる機能を備えています。ゲスト用のコードは「チェックイン〜チェックアウトの期間のみ有効」、清掃用のコードは「チェックアウト後から次のチェックインまでの間のみ有効」というように、用途別に有効期間を分けて設計するのが基本的な考え方です。
製品によっては、曜日や時間帯を指定して繰り返し有効になるコードを発行できるものもあります。毎週決まった曜日に清掃が入るような運用であれば、こうした機能を使うことで、清掃のたびに手動でコードを発行し直す手間を減らせます。また、入退室の履歴が記録される製品を選んでおけば、清掃が実際に何時に行われたかを後から確認することもできます。
清掃業者との契約を結ぶ際は、清掃の作業内容だけでなく、鍵管理に関する責任範囲も明文化しておくことをおすすめします。「発行したコードを第三者に共有しない」「業者側のスタッフ交代時は事前に連絡する」といったルールを契約時点で取り決めておくと、トラブルが起きた際の責任の所在が明確になります。あわせて、鍵の紛失や不正利用が疑われる事態が発生した場合の報告フローも決めておくと安心です。
鍵管理はゲスト対応だけで完結するものではなく、清掃スタッフや外部業者を含めた運営全体で設計する必要があります。ゲスト用と清掃用でコードの有効期間を分け、契約時に責任範囲を明文化しておくことで、合鍵運用に伴う紛失・複製のリスクや、清掃状況が把握できない不安を減らすことができます。まずは今使っているスマートロックが、清掃スタッフ用のコードを分けて発行できるかどうかを確認するところから始めてみてください。
電池切れなど、清掃スタッフの立ち会い時に起こりうる鍵のトラブルについては、以下のページも参考にしてください。



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※0 2022年~2024年の3年連続で民泊・簡易宿所売上 シェアNo.1。参照元:LINKEY Plus公式HP(https://www.linkey-lock.com/minpaku/)
※1 参照元:Akerun 公式HP(https://akerun.com/entry_and_exit/)
※2 賃貸不動産業界の契約先管理戸数No.1。参照元:OPELO 公式HP(https://opelo.jp/)、(株)全国賃貸住宅新聞社「2023年賃貸住宅管理戸数ランキング」をもとに OPELO が調査
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